成人病と食生活について

糖尿病や高血圧症などの成人病と食生活は密接な関係があります。好きな物を食べたいという気持ちは分かりますが、ひとたび糖尿病にでもなれば、厳しい食事制限が待っています。そうならないために、成人病と食生活の繋がりを見ていきましょう。

男性は鉄分をしっかり摂って成人病に備える

貧血は女性に多い病気で、その原因は鉄分が不足していることです。男性が貧血の症状が出る時は、成人病のサインであることもあるため、日頃から貧血である人は重大な病気を見逃す恐れがあります。男性の貧血では胃がんや大腸がん、ポリープなどで、体内で出血していることが多いです。がんは成人病の中でも命に関わる病気で、早期発見することが重要です。成人病は40代になると急激に増え始めます。よって男性は早期発見のためにも、若いうちに鉄欠乏性貧血を改善しておく必要があります。鉄分は体内に吸収されにくい栄養素で、植物性の食品に含まれる非ヘム鉄はほとんど吸収できません。動物性食品に含まれるものをヘム鉄と言い、ヘム鉄は小腸でそのまま吸収されますが、非ヘム鉄は胃で溶けやすい形に代わり小腸でも変化するため鉄分を十分に摂取することができません。ビタミンCをヘム鉄と非ヘム鉄の両方の吸収率を上げます。ビタミンCは野菜や果物に多いです。非ヘム鉄は肉類や魚など動物性タンパク質と一緒に摂取すれば、吸収率を大きく上げることができます。一方でお茶やコーヒーは吸収を阻害するので注意します。これらに含まれているタンニンは、鉄分と結合してタンニン鉄になります。タンニン鉄は水に溶けにくく腸で吸収できなくなります。お茶やコーヒーをよく飲む人は、サプリメントで補うと良いです。さらに若い人が鉄欠乏性貧血になるのは、不規則な食事や偏った栄養バランスが関係しています。貧血の症状がある人は、食事を1日3回とって主食と主菜、副菜が揃ったメニューを考えます。鉄分の摂取が足りていて突然貧血になった場合は、他の病気の可能性が高いので、病院で詳しい検査を受けるようにします。